神奈川新聞の連載、まだまだ続きます。だからこそ、配信します。

一昨日、ご案内しましたとおり、神奈川県立図書館についての、神奈川新聞の連載が、現在発信されています。
昨日で3回目になりました。
既にご覧になっている方もおられると思います。まだまだ続くそうです!ぜひお手にとってご覧ください!
(休載の日もあるようです。ご承知おきください)


本日記事をアップするのは、新聞で発信されていることを、再度皆様にお伝えしたいからです。
新聞は、「トップ記事」という言葉が、時にドラマ等でも出るように、紙面のどこにどのような記事を配置するかが考えられています。
一昨日は、とにかく知ってほしい!という思いがありますので、ウェブサイトのご案内をいたしましたが、
新聞は本来、紙で発行されています。そのこともお伝えしなければと思い、再度ご案内することにしました。


今回の連載が、神奈川新聞のどこの面に掲載されているのか、どのくらいの大きさの記事なのか、どのくらいの大きさの文字が用いられているか等、
ご自身の目で、紙面をぜひご確認ください。
記者の方をはじめ、神奈川新聞の方が今回のことをどのようにとらえているかが、垣間見えるかと思います。

これからの連載回はぜひお手にとって見ていただきたいですし、既に連載されている分はそれこそ図書館等の、一定期間新聞を保存されている機関でご覧いただけるかと思います(もしかしたら、一部販売所では雑誌のバックナンバー的に残っているかもしれません…マナーを守って聞いてみるのも一つかもしれません)。


紙面を…というのは、資料の保存という意味でも大切なことです。
デジタル化が進む現在、ペーパーレスは地球環境を守る等の理由で進んでいるのは確かです。省スペースにもなりますしね。
とはいえ、デジタルデータと紙が残されていたら、デジタルだけ残せば可ということには、必ずしもならないのです。
古文書に書かれた内容があれば、地域の歩みを示す古文書は捨てても良いということにはならないのと、同じです。
Webに情報があることは地域情報の共有化を考える上でとても貴重なことですが、
地域資料を残すことを考える上で、新聞原紙を残していくことは、資料保存的に大切なことです。
地域の情報を凝縮しているものですから!



もちろん、世の中の全てのものを残しておくわけにはいきません。
どれが必要か判断して、捨てることもなされています。
例えば、神奈川県庁で作成された文書は、神奈川県立公文書館でその価値を評価して、「残す/残さない」を決めています。
(参考)神奈川県立公文書館「公文書等の評価選別」 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7682/
また、県立図書館では、紅葉ヶ丘と川崎でそれぞれ、収集要綱を定めています。
(参考)神奈川県立図書館資料収集要綱 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/common/youkou.pdf
    神奈川県立川崎図書館資料収集要綱 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/common/kawatoyoukou.pdf
この機会にぜひ、「どのように地域の記録・記憶」が残されているのかに思いをはせていただければと思います。


*本記事は、神奈川新聞が直接購入・閲覧できない地域の方には無関係かもしれませんが、
それぞれの地域の地元新聞に思いをはせていただきたく、神奈川資料ネットブログと同時にアップいたします。ご了解ください。