昨日の御礼と講座「福島のいま」(8/25・葛飾区)のご案内

昨日のシンポ開催につきまして、皆様にお力添えいただきましたことを御礼申し上げます。38人の方にご来場いただきました。
茨城の泉田さん・千葉の久留島先生のお話しはとても具体的で、資料を保存する意義、その体制の多様性等、貴重なお話しを伺えました。
ご報告いただいた泉田さん・久留島先生、コメントをいただきました埼玉の林さん、
そしてご参加いただきました皆様に運営委員一同心より御礼申し上げます。


さて、葛飾区郷土と天文の博物館の学芸員橋本直子さんより、
8月25日開催のの環境学講座
「福島のいま・被災資料救出の現場から」のご案内をいただきましたので、
皆様にお知らせいたします。

橋本さまからチラシのデータをお送りいただきました。
そのデータは
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/image/extra/kankyo_120825.pdf
に掲載されていますので、メール容量を考え、添付はいたしませんでした。
ご海容ください。

以下は上記PDFと
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/kdm/index.php?app=event&mode=detail&data_id=162
からの転載を宇野が合わせたデータです。

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「福島のいま・被災資料救出の現場から・」

本間さんからのメッセージ : 東日本大震災の発生からまもなく500 日が経過します。二万人近い方々の生命が奪われた大災害に接し、私達は、自然の驚異の前で、いかに文明が無力であるかを知りました。さらに、原発事故にともなう被害の拡大により、人間の手で制御しきれないものを「安全」と呼んでいた事実が認識されました。 平安時代に発生した貞観地震では、大津波が東北地方の太平洋岸を襲いました。その浸水エリアは、東日本大震災におけるそれとほぼ合致することが判明しています。今回の震災では、旧街道沿いの町の多くが津波被害を受けませんでした。これにより、古代末以降の町の立地は、貞観地震を経た復興施策の反映であったことが判明してきました。しかし、復興当時の記憶は、文明の進歩とともに忘れ去られていたのです。
地震災害は、人間の手で防ぎきれるものではありません。多用される「想定外」という言葉は、歴史に学ばない施策が最悪のシナリオを想定させなかっただけのことです。原発事故にともなうさまざまな苦難に直面した福島県は、「地域」崩壊の危機に直面しています。被災地の歴史・文化遺産を守り、震災記録の収集を進めている立場から、歴史に学ぶ事の大切さや、福島の「いま」をお伝えできればと思います。

日時 : 平成24年8月25日(土)午後2時〜午後4時
会場 : 葛飾区 郷土と天文の博物館 講堂
講師 : 本間 宏氏(福島県文化振興事業団 主幹)

定員 : 80名(応募者多数の場合は抽選)
受講料 : 200円
申込方法 : 電子申請・往復はがき

はがき記入内容 : 参加者全員の住所・氏名・年齢・電話番号と「環境学」を書いてお申し込み下さい。
申し込み先 : 〒125-0063 東京都葛飾区白鳥3-25-1 葛飾区 郷土と天文の博物館
          (電子申請の場合は上記URLより電子申請申し込みページへ)
申込締切 : 平成24年8月11日(土曜日)(必着)

交通のご案内 : 京成電鉄本線「お花茶屋駅」下車、徒歩8分/ JR常磐線(地下鉄千代田線直通)「亀有駅」下車 コミュニティ・バス「レインボーかつしか(有71・有72 系統)」、または京成タウンバス(有70 系統)「白鳥わかば公園」バス停下車、徒歩3 分

お問い合わせ : 葛飾区 郷土と天文の博物館(電話:03-3838-1101)
           担当:橋本直子 さん

よろしくお願い申し上げます。