今の自分がすべきこと

岡本真さんがsaveMLAKに書かれたことに呼応しているので、
saveMLAKのMLに投稿すべきかもしれないけれども、あくまでも私見なので、こちらに…。


saveMLAKのAの開設責任者として、プレスリリースに載せていただいています。ありがとうございます。
実は、この動きに関わったきっかけは、Lでした。
savelibraryに、自分が行なった調査のために作成した都道府県・市立図書館(市は主として中央館)のアンケート送付先リストを提供したこと。3月12日のこと。
一館一館調べていく時間が惜しいし、私が行なった調査は科研費によるものでしたので、その意味でもリストは開いていくべきだと思って…。


アンケート送付先リストは、国立公文書館の「全国公文書館」に基づくAのリストもありました。
大震災後、正規雇用の方は自館対応に追われていることは容易に想像できましたし、その方々たちが他館の様子を知りたくても確認する時間もないだろうと思ったことで、
手持ちのAのリスト&作業にあたってご相談した福島幸宏さんにご教示頂いた全史料協の「東北地方太平洋沖地震における全史料協機関会員の安否確認情報 平成23年3月12日付 第一報」http://www.jsai.jp/info20110313.html の掲載館の情報をtwitterの#jishinarchives として挙げていったことが直接関わるきっかけとなりました。
自分の立場からできることをした、ということです。


後藤真さんが「savearchives @ ウィキ-東日本大地震によるアーカイブズ関連施設の被災情報・救援情報」http://www47.atwiki.jp/savearchives/ としてくださったのは、ご存知のとおりです。
その際、後藤さんがすごく気遣ったメールをくださいましたが、wikiの使い方も知らない私が行なうよりは数倍速いので、お願いしました。
その際に、職場でも、通っている院のことでもないので、首都圏ネットとして書いていただきました。


この首都圏ネットMLhttp://groups.yahoo.co.jp/group/km_net/ は、史料ネットの神奈川版を作れないかという、昨秋の試行錯誤(史料ネットの皆様には多大なご尽力をいただきました。ここに記して感謝申し上げます)の結果、みんなが自由に使える情報ハブとして立ち上げました。今も宮城ネットのニュースレター等ご投稿いただいています。


話しが前後してしまうかもしれませんが、MLAKとの関わりを挙げれば…
M:学芸員になるための単位取得済み。業務は学芸業務ではありませんが、Mの職場の臨時雇員
L:2010年度から司書課程履修中
A:アーカイブズ・カレッジ(長期)修了/アーカイブズ学を専攻中
K:社会教育主事になるための単位取得済み。高校生の時に県のボランティア研修受講済み。
と、ペーパー何とかが多いですが一通りは習いました。免許失効でしょうが、中高の教免も持っています。


なので、様々なことができるのですが、今は敢えて静止しています。
というのは、一日に幾つ有効な情報を発信できるかを、自己評価にしそうな危険性を感じたからです。
勿論、できるひとができることを行なうことは大切だと思っています。
その「今の自分ができること」「今の自分がすべきこと」をちょっと冷静にとらえたいのです。


震災後、今の自分ができることを考え、被災地には直接連絡していません。
これは、情報ハブを作りたいという首都圏ネットのことと矛盾しているのかもしれませんが、諸対応に追われている方々に負担を掛けるので、個ではすべきではないと、個人的には思っています。


同時に、すべきことは、今の生活をきちんと行なうこと。
私がいる院は、当初からの学年暦によって講義が進んでいます。
都内でも講義開始日が延期されている大学は多い中、今学べることに感謝して、きちんと学ぶことは「すべき」というか「したい」ことです。


日々のことと災害ボランティアは両立しないとのご意見もあるでしょうが、
それらを含めて「今」の自分のすべきこととも思っています。
その上で、可能な時に可能なことを「今の自分がすべきこと」として行なうことで息の長い活動を行なえることだと思っていますし、
そのようなことを許容できる組織が幾つもあればいいなと思っています。


確かに、役に立たない立つ人しかいらないのかもしれません。
手に及ぶこと以上は行なわないほうがいいのかもしれません。
災害ボランティアは命に関わることなので締めるべきところは締めるべきだと思いますし、慎重になるべきところは慎重にと思いますが、
その中で自由に関わることを許容できるコミュニティになればいいなと、いずれに対しても思っています。


まとまりがなくなってきましたのでそろそろやめます。
生意気で失礼しました。。。
期待していたほど動いていない、かもしれません。
情報ハブという話しと違う?と思いになるかもしれません。
気遣って厳しくも温かいメッセージをくださった方のお顔をつぶしているのでしたらお詫び申し上げます。
タスクを負いつつも、本末転倒なことにならないように留意して、本気で枠組みを変えたい、
そのために、今すべきことを見極めようと思っている日々です。