国文研の2つの展示とシンポジウムのご案内

国文学研究資料館の青木睦先生より、シンポジウムと展示のご案内です。
地域の資料が国内の史料としても意義深いことを示している展示です。
ぜひご来場&シンポジウムにご参加ください!


渋沢敬三からのメッセージ展」(9/13〜10/14(月・祝) *休室日:10月6日(日)・10月7日(月))
「周流する記録−長野で発見された台湾の古文書−」(10月18日(金)〜10月22日(火) *休室日なし)


シンポジウム「渋沢敬三が夢みた世界 −没後50年企画−」(10月11日(金) 午後1時〜5時)


以下、青木先生ブログ
http://aokimutsumi-archives.blog.so-net.ne.jp/2013-10-03
からの引用です。ポスター画像等は上記URLからご覧ください!


国文研へのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.nijl.ac.jp/pages/access.html

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【企画展示1】
渋沢敬三からのメッセージ 
渋沢栄一「青淵翁記念室」の復元×渋沢敬三の夢みた世界

平成25年9月13日(金)〜10月14日(月・祝)
  *平成10月8日(火)から14日(月・祝)は、全日開室しております。
  *休室日:10月6日(日)・10月7日(月)
時 間:午前10時〜午後4時30分 ※入場は午後4時まで
会 場:国文学研究資料館1階展示室 入場無料


☆ギャラリートーク
10月9日(水)、10月12日(土)、10月13日(日)、10月14日(月) 午後1時〜2時


☆シンポジウム 渋沢敬三が夢みた世界 −没後50年企画−
日  時:平成25年10月11日(金) 午後1時〜5時
場  所:国文学研究資料館 2階 大会議室


☆展示のみどころ
渋沢敬三が構想した日本実業史博物館(略称:実博)における「渋沢青淵翁記念室」資料のデータベース構築による成果を基に、渋沢史料館との連携研究を実施し、 渋沢栄一の「青淵翁記念室」を復元した展示を試みます。
「青淵翁 御所用品目録 御収蔵品目録」(1946(昭和21)年12月28日)記載の遺品とお手回りの数々165件すべてを展示しています。渋沢栄一日記全30冊は、初公開となります。
さらに、渋沢敬三が夢みた”昭和の正倉院”に収められたであろう静岡県漁村の「内浦史料」、祭魚洞文庫「旧台湾」史料など、当館所蔵品を一堂に展示します。
・昭和26年度原議書綴(国立史料館設置に関する請願陳情書等)/史料館レコーズ ・拾われたアーカイブズ−公文書拾遺のコーナーでは、官庁・県が廃棄した農商務省報告書、秋田県庁記録課文書、台湾関係「嘉義・台南・鳳山三県塩田調査復命書」
を展示しています。
また、敬三が抱いていたスウェーデン、スカンセン野外博物館の現代版”回遊展示”構想を表現した企画もあわせてご覧下さい。



【企画展示2】
「周流する記録−長野で発見された台湾の古文書−」


開催予定会期:平成25年10月18日(金)〜10月22日(火)
  *休室日:なし(全日開室)
時 間:午前10時〜午後4時30分 ※入場は午後4時まで
会 場:国文学研究資料館1階 展示室  入場無料


☆ギャラリートーク
10月19日(土)、10月20日(日) 各午後1時〜午後2時 ※終了時間は予定です。


主 催:国文学研究資料館
共 催:公益財団法人渋沢栄一記念財団、長野県中野市


☆展示のみどころ
発見された台湾文書、初公開。
2003年、長野県中野市の旧家を調査していたところ、 渋紙の中に台湾文書や明治期の日本文書が張り合わされているのを発見しました。
台湾文書は、19世紀清朝時代に書かれた地方役所の文書であり、現存数が少なく、希少な史料の大きな発見と評価されています。
この度、渋紙から史料の剥離・修復・復元を行い、 紙片(史料断片)496枚が確認され、台湾文書は200枚余りを超えます。
この展示では、主 として台湾文書をご覧いただきます。


□本展は「渋沢敬三からのメッセージ」展の一環として開催します。
敬三の熱いアジアの漁業史や塩生産への調査志向の延長線として、塩販売に関する史料が含まれる台湾文書を位置づけた企画です。
展示開催支援を渋沢栄一記念財団より頂きました。