12/16に神奈川県立公文書館で公文書レスキュー活動報告会が開催されます。

12月16日午後に神奈川県立公文書館で「公文書レスキュー活動報告会〜東日本大震災被災文書の修復支援の記録〜」が開催されます。そのご案内です。


東日本大震災による津波被害で岩手県陸前高田市役所が浸水し、同市で保存している公文書が被災したことはご存知の方も多いと思います。
陸前高田市役所の被災公文書は、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)や神奈川県立公文書館、法政大学サステイナビリティ研究教育機構などがその乾燥作業に従事しています。
この中で神奈川県立公文書館では、昨年10月より今年9月まで、同館内で陸前高田市の被災公文書のクリーニング等を行われました。
その作業は今年2月、神奈川資料ネットも見学会をさせていただき、拝見しました。


今回の報告会では、1年間の作業についてのご報告があるそうです。
ぜひご参集ください。
*往復はがきかメールフォームによる申し込みが必要です。
以下のリンク先から申込方法をご確認ください。


以下、神奈川県立公文書館HP
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7170/p528946.html
からの引用です(見やすさのため、体裁は少し変更しました)。

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趣  旨 : 
神奈川県立公文書館では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う大津波によって壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の市長からの要請に基づき、同市の被災公文書レスキュー(修復支援)活動を同年10月から本年9月まで実施しました。
その結果、永年保存文書を中心に、同市が選別した被災公文書1,227冊の修復作業を完了し、同市に返却することができました。この活動を通じて得られた様々な経験則やノウハウは、公文書の保存、修復に携わる当館にとっても非常に貴重で、将来当県が大規模な災害に被災したときにも役立つものです。
そこで、本レスキュー活動の作業内容、作業環境などの実施結果をわかりやすくお話しする報告会を次のとおり開催します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。



開催日時 : 平成24年12月16日(日曜) 13:00〜15:00(12:30受付開始)


会  場 : 神奈川県立公文書館 2階 大会議室


内  容 : 活動報告「神奈川県立公文書館陸前高田市役所公文書レスキュー活動について」


参 加 料 : 無料


定  員 : 100名


申込方法 : 「往復はがき」またはフォームメールよりお申し込みいただけます。

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*行き方は下記URLをご覧ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f1040/p10460.html
相鉄線二俣川駅」(横浜駅から急行で11分)下車、徒歩17分又は相鉄バス「運転試験場循環」で「運転試験場」下車徒歩3分 になります。


阪神・淡路大震災以降、様々な資料のレスキュー(保全活動)が行われていますが、
公文書がその対象になったのは、東日本大震災がはじめてかと思います。
公文書は、一人ひとりが提出する様々な届け出が役所で大切に保管されており、単に「役所の記録」に留まるものではありません。
そのような公文書の修復支援活動について丁寧にお話しいただける機会、ぜひご参集ください!


今後ともご指導、よろしくお願い申し上げます。
寒い日が続いていますし、風邪も流行っております。皆さま、ご自愛ください。