【転載】福島県教育庁文化財課からの通知文--ふくしま史料ネットより。

ふくしま歴史資料保存ネットワークの本間さんより先程いただいたメールを転載します。

福島県内以外に居られる方にもご協力賜りたい文章です。
ぜひお読みください!そしてご協力ください!

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2011/3/29 10:49
福島県教育庁文化財課からの通知文書  
 地震発生から19日目を迎えました。各地の甚大な被災状況が徐々に明らかになりつつあり、お電話・メール等を多数頂戴しております。そのすべてに対して返信が間に合わない状況ですが、お許し願います。


 さて、福島県教育庁文化財課から、以下のとおり文書が送付されましたので、お知らせいたします。迷惑メールを避けるため、メールアドレスに一部加筆させていただきました。市町村の文化財等担当者や私たちにとって、勇気百倍となる文書です。



                             22教文第1080号
                             平成23年3月25日


各市町村教員委員会文化財主管課長 様


                            福島県教育庁文化財課長 
                            ( 公 印 省 略 )


              被災した文化財の取扱いについて(通知)
 このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた市町村におかれましては、謹んでお見舞い申し上げます。
 さて、未曾有の災害により甚大な件数の被災文化財が生じていると思われます。
古文書をはじめとする各種文書記録類の取扱いについても、下記の点に注意していただきたいと存じます。
 復旧業務に忙殺されている中、誠に恐縮ではございますが、県民の貴重な財産が消失しないよう、住民の皆様への周知方よろしくお願い申し上げます。
また、福島県歴史資料館では、文化財の所有者・保護団体の連絡組織として「ふくしま歴史資料保存ネットワーク」を組織しています。被災文化財に関してお困りの方は、福島県歴史資料館へお問い合わせいただくこともできます。


                     記
1 家屋や土石等で押しつぶされた古文書・本・写真・アルバム・軸額・美術品等は、土石等を払いのければ復元可能の場合が多いので、安易に廃棄しないでください。


2 収納していた箱等がつぶれた場合は新しい箱に入れ替えてください。元の場所に戻せない場合は、取りあえず湿気を防げる場所か容器に移動しておいてください。


3 雨や水に濡れたものは、そのまま陰干してください。ページとページがくっつかないように、吸湿性の高い紙(新聞紙や障子紙でもよい)を挟み込むとよりよいです。無理な水洗い、濡れたままでビニール袋や箱等に長時間入れておかないでください。


[被災文化財に関してお困りの方の連絡先]
  ○ふくしま歴史資料保存ネットワーク(略称「ふくしま史料ネット」)
事務局 960-8116 福島市春日町5-54 福島県文化センター
   事務担当  本間 宏 (福島県文化振興事業団 歴史資料課)
     TEL 024-534-9193  FAX 024-536-1926
     代表メール office●history-archives.fks.ed.jp (●は@)
  暫定サイト http://blog.ap.teacup.com/fukushimanet/


*なお、震災に乗じた古物商等の買い出しに際しては、安易に売ったり、引き取ってもらったりしないよう、ご注意いただきたいと思います。


                  福島県教育庁文化財課  大平   
                  電話 024−521−3368  
                  Fax 024−521−6460  
                  (福島南高校内)
                  Mail:araki.takashi●de09.fks.ed.jp  (●は@)

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